事務職以外の仕事について(専門職について)

みなさんこんにちは。入庁3年目障害者生活支援課すぎのき生活園の小川翔と申します。

僕からは、事務職以外の仕事について紹介したいと思います。まず初めに職種についてです。さて皆さんは事務職以外の仕事と聞いてどのような職種を思い浮かべるでしょうか?土木職、建築職、福祉職、心理職、電気職、機械職、造園職、衛生監視、保健師、保育士と様々な専門職の採用があります。ちなみに特別区でも区によって募集のある職種とない職種がある場合があります。どの区がどの職種の募集をするかどうかは今後公開される23区の募集要項を確認してみてください。

ここで少しだけ僕の話をさせてください。僕は福祉職で採用され、現在は重度知的障害者の通所施設で働いています。
杉並区の場合、福祉職で採用されると福祉事務所や重度の身体・知的障害者通所施設、発達障害児の通所施設、子ども家庭支援センター、障害者の生活に関する相談を行う係等に関する部署で働く可能性があります。今、挙げたのは一例で他にも福祉に関する部署に配属されます。

次に専門職の魅力や専門職であることのメリットについて私の経験を踏まえ、書きたいと思います。専門職の魅力はなんといっても自分の力を発揮しやすいということだと思います。自己実現という言葉で表現してもよいかもしれませんね。自分が大学や専門学校で学んだことや社会人として培った経験が仕事に直結してきます。例を挙げるとすると、福祉職の人が福祉事務所のケースワーカーとして配属されるということでしょうか。これは杉並区ではよくあるケースですが、そうすることで1から知らないことに取り組むのではなく学んできた知識や技術を仕事に活かすことができます。
自分の能力を活かしたい、この資格を活かしたい、自分の経験をより深めたいと思っている人に専門職はおすすめです。私も社会福祉士という資格を取得し、資格を活かすとともに自分が大学で学んだ福祉について専門性をより深めたいと思ったので、福祉職の公務員を志望したという経緯があります。仕事をしていて、大学での学びが少なからず活きていると感じています。

ここまで良いことばかり書いてきたので少しだけ専門職のデメリットについて書きたいと思います。これから書くことはメリット、デメリットのどちらに捉えるか個人差があることなので、そのことを考慮して読んでいただきたいです。
まず一つ目は、専門職の場合、配属される部署が限られる可能性が高いということです。経験できる部署が事務職より少ないとも言えるでしょう。僕の場合、福祉職ですのでよほどのことがない限り保健福祉部という福祉に関する部署内での異動しかありません。もちろん例外はあります。例えば、管理職になると福祉の世界を越えることもあるようです。実際に僕と同じ職種の方で広報課や経理課といった事務職の方々と一緒に仕事をしている方もいらっしゃいます。
二つ目は、異動の頻度が事務職に比べれば少ないということです。杉並区では事務職の場合、入庁後10年で3つの部署を経験するという考え方があります。しかし専門職の場合、少し話が変わってくるのが現状です。事務職に比べれば人が少ないので異動したくてもできない、異動したいが職場の都合上異動できないという人もいるようです。これは僕の職場で実際にあったケースです。

いかがでしたか?受験先を考えるにも、仕事を行うといった様々な場面においても、メリット、デメリットを考え、選択することになってくるのではないでしょうか?私たちの人生は日々そうした状況の中での選択の連続ですが、大事なのは自分の思いや考え、その実現に向けた努力であったり行動することだと私は考えます。

写真は昨年度の夏に宮古島に行った時の写真です。プライベートの充実が仕事の活力となっているのでこの写真を選んでみました。皆さんもたまには肩の力を抜いて一休みしてください。