異動について

はじめまして。入庁1年目、みどり公園課みどりの協働係の杉山周と申します。

今回は「異動」について書かせていただきます。

杉並区では、入庁してから10年で3つの職場を経験するのが目安とされています。これを聞いて、「基本的にはいまの部署には3年くらいいるのか」なんて思っていたら3ヶ月で異動したのが私です。

私の体験談は少々トリッキーなケースなので参考にはならないかもしれませんが、異動は皆さん必ず経験することなので読んでいただければ幸いです。

私は4月の入庁時点では課税課区民税第一係という、主に住民税の計算をする部署に配属になりました。
基本的には一日中スーツを着て、デスクワークと窓口対応を行うという、自分がイメージしていたような公務員の仕事でした。

しかし、7月からみどり公園課みどりの協働係という、主に区内にある公園でボランティア活動をしている人たちの支援を行う部署に異動になってからは、作業着を着て外に出ることが多くなりました。

全く異なる2つの部署を経験して強く感じたことは、「前の課のことはあまり役に立たない」ということでした。

部署によって多少の違いはあると思いますが、私の場合はほとんど役に立ちませんでした。

なので異動してしばらくは、その部署において必要な知識を勉強するという日々でした。

皆さんも現在試験に向けて日々勉強中だと思います。中には、この知識はこの先の人生で使わないのではないかと思うものもあるかもしれません。

現在の私もそれに似たような境遇にあります。いま私はボランティアの方々が植えるお花について勉強していますが、この知識が役に立つ部署は非常に限られていることは明白です。

なので皆さんがやっているのは区役所の仕事の疑似体験だともいえるのかもしれません。こう思えばモチベーションの維持に少しは繋がるかもしれませんね。



これまでの話を聞くと一定期間で全く違う仕事に変わるというのは大変なことばかりのように思えますが、異動を経験できてよかったなと思う点もあります。

以前の部署である課税課では、税金という観点から、社会の仕組みを知ることができましたし、みどり公園課では、区内の様々な公園に行くことで杉並区の魅力をより知ることができました。

多種多様な仕事を経験でき、多角的な面から杉並区を支えることができることこそ、区役所ではたらく魅力だと私は感じます。

写真は課税課時代の同期と区内の公園に行った時の写真です。異動した今でも課税課の集まりに呼んでくれるような友達をずっと大切にしていきたいと思いました。